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中学受験で社会を勉強していると、本格的に始まるのが「歴史」です。
歴史が始まると、
- 人物名が一気に増えた
- 時代の順番がごちゃごちゃになる
- 出来事は覚えたけれど、なぜ起きたのか分からない
ということも増えてきます。
わが家でも、塾で歴史が本格的に始まる前から取り入れていたのが、学習漫画「日本の歴史」でした。
目的は、歴史を先取りして全部覚えることではありません。
「この人、知ってる」
「この出来事、漫画で見た」
「このあと、こういう時代になるんだよね」
という状態を先に作っておくことです。
ただ、いざ「日本の歴史」を買おうとすると、集英社、角川、小学館、講談社、学研など、いろいろな出版社から発売されていて迷います。
しかも、以前この記事を書いた頃から新版や別巻が増え、内容もかなり変わりました。
そこで今回は、2026年現在の主要シリーズを改めて調べ直し、「中学受験で使うなら、どの歴史漫画を選べばいいのか?」という視点で比較します。
先に結論|「日本の歴史」はどれがおすすめ?
結論から言うと、どれか一つが圧倒的に優れているというより、子どものタイプによって選ぶのがおすすめです。
- 近現代史までしっかり読みたい → 集英社
- 歴史の大きな流れをつかみたい → 角川
- 教科書とのつながりを重視したい → 小学館
- 受験を意識して情報量も欲しい → 講談社
- カラーや映像から入りたい → 学研
わが家では、近現代史が充実していることを重視して集英社版を選びました。
ただ、2026年現在でゼロから購入するなら、2025年秋に1〜15巻が最新研究に合わせて大きくアップデートされた角川版もかなり魅力的です。
そして一番大切なのは、「子どもが自分から読むかどうか」です。
全巻セットを買う前に、書店や出版社の試し読みなどで実際の絵や漫画を見せてみることをおすすめします。
2026年版|主要5社の「日本の歴史」を比較
| 出版社 | 2026年現在の主な構成 | 特徴 | こんな子に |
|---|---|---|---|
| 集英社 | 本編20巻+別巻2冊 | 近現代史が充実 | 中学受験まで長く使いたい |
| 角川 | 本編16巻+別巻5冊 | 歴史の流れをつかみやすい。2025年に本編1〜15巻を更新 | これから初めて歴史を学ぶ |
| 小学館 | 本編20巻+別巻「人物事典」 | 山川出版社が編集協力 | 教科書とのつながりを重視したい |
| 講談社 | 本編20巻+別巻2冊 | 人物事典・史跡出来事事典までそろう | 受験を意識して深く学びたい |
| 学研 | DVD付き本編12巻+別巻2巻 | オールカラー+DVD | 本だけより映像が好き |
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集英社「コンパクト版 学習まんが 日本の歴史」
わが家が選んだのは、集英社版の「日本の歴史」です。
一番の理由は、「近現代史が充実していること」でした。
中学受験では、明治維新、日清・日露戦争、第一次世界大戦、昭和恐慌、第二次世界大戦、戦後、高度経済成長など、近現代史も重要です。
集英社版は本編20巻のうち13巻以降を近現代史に使っています。
現在のコンパクト版は、本編20巻に「試験に役立つ!超重要テーマ11」「試験に役立つ!超重要人物101」の別巻2冊を加えた全22巻セットです。
わが家では、歴史を「勉強」として始める前に、普通の漫画のように読んでいました。
最初から「ここを覚えて」「何年に起きた?」とはしませんでした。
それでも塾で歴史が始まったときに、「これ知ってる」という場面が増えたことは大きかったと思います。
集英社 コンパクト版 学習まんが 日本の歴史 全20巻+別巻2冊を公式サイトで見る
角川まんが学習シリーズ「日本の歴史」
2026年に新しく一式そろえるなら、かなり有力なのが角川版です。
現在の定番セットは、本編16巻+別巻5冊の全21冊。
角川版の特徴は、細かい知識から入るのではなく、まず「その時代がどんな時代だったのか」という大きな流れをつかみやすい構成になっていることです。
歴史が苦手になる子の中には、人物や出来事を一つずつ覚えていても、「何時代の話なのか」「前後で何が起きたのか」がつながっていないことがあります。
その点、流れを先に入れる考え方は中学受験とも相性がいいと思います。
さらに角川版は、2025年秋に本編1〜15巻を最新の研究に合わせて数百か所アップデートしています。
これから新しく購入する家庭にとって、内容が新しいのは大きなメリットです。
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小学館版 学習まんが「日本の歴史」
昔の小学館版を知っている方は、「昔からある歴史漫画」という印象が強いかもしれません。
ただ、現在の小学館版は2022年に全面リニューアルされた全20巻のシリーズです。
大きな特徴は、「山川出版社が編集協力していること」。
歴史教科書で知られる山川出版社の協力を得て作られていて、教科書の流れを意識した構成になっています。
漫画の中には、系図、人物相関図、地図などの図解も入っています。
また、2025年には別巻「人物事典 決定版」も発売されています。
小学館版 学習まんが 日本の歴史 全20巻セットを公式サイトで見る
講談社「学習まんが 日本の歴史」
「中学受験で使う」という目的をかなり意識して選ぶなら、講談社版も候補です。
本編20巻に加えて、「人物事典」「史跡・出来事事典」の別巻2冊を加えた全22巻セットがあります。
漫画を読んだあとに、「この人物は誰だった?」「この出来事をもう少し詳しく確認したい」となったとき、同じシリーズ内で調べやすいのがいいところです。
中学受験の社会では、人物名や出来事だけでなく、地図、資料、写真、史料などと組み合わせて問われます。
漫画として楽しむだけでなく、その後の受験勉強まで見据えて情報量を求める家庭には合うと思います。
講談社 学習まんが 日本の歴史 全22巻 基本セットを公式サイトで見る
DVD付 学研まんが NEW日本の歴史
本を読むこと自体があまり好きではない子なら、学研版も候補です。
現在のセットは、
本編12巻+別巻2巻の全14巻。
さらにDVDも付いています。
大きな特徴は、
「オールカラー+DVD」
です。
まんがで歴史の大きな流れをつかみ、映像でもポイントを確認できます。
戦、建物、文化、昔の町並みなど、文章だけではイメージしにくいものも、映像があると理解しやすい子がいます。
「まんがだけではなかなか開かない」
「動画の方が頭に入る」
というタイプなら、一度見てみる価値があります。
Amazonで現在販売されているのは、
「DVD付 学研まんが NEW日本の歴史 4大特典付き全14巻セット」
です。
結局どれを買えばいい?タイプ別に選ぶなら
近現代史までしっかり読ませたい
集英社です。
わが家が実際に選んだのも集英社でした。中学受験で重要な近現代史にかなり巻数を使っている点は、今でも魅力だと思います。
2026年に新しく一式買いたい
角川をまず比較します。
2025年に本編1〜15巻が最新研究に合わせてアップデートされているため、これから新しく買うという条件ではかなり強いです。
教科書とのつながりを重視したい
小学館です。
山川出版社が編集協力しているため、「漫画だけで独立した歴史」ではなく、学校や受験につながる歴史として読みたい家庭に向いています。
漫画のあとも調べながら使いたい
講談社です。
人物事典と史跡・出来事事典まで含めて使えるのがメリットです。
本を読むより映像が好き
学研です。
オールカラーとDVDを使えるので、歴史に興味を持つ入口として使いやすいと思います。
学習漫画「日本の歴史」は何年生から読む?
よく聞かれるのが、「歴史漫画は何年生から読ませればいいですか?」という質問です。
私は、「興味を持ったら何年生からでもいい」と思っています。
低学年なら、全部を理解する必要はありません。
戦国武将が好き。お城が好き。昔の生活が好き。
そんなところから入って大丈夫です。
4年生なら、社会で地理を勉強しながら少しずつ歴史漫画に触れておく。
5年生で歴史が始まる塾なら、その少し前から読んでおく。
6年生なら、分からなくなった時代や人物関係を確認するために使う。
学年によって使い方を変えればいいと思います。
中学受験では「全部覚えるため」に読ませない
ここは、わが家でも意識していました。
せっかく歴史漫画を買うと、
「全部読んで」
「人物名を覚えて」
「年号も覚えて」
と言いたくなります。
でも、歴史が始まる前なら、そこまでしなくてもいいと思います。
歴史漫画の一番大きな役割は、「初めて見るものを減らしておくこと」です。
塾の授業で聖徳太子が出てきたときに、「誰?」から始まるのと、「あ、漫画に出てきた人だ」から始まるのでは違います。
源頼朝も織田信長も徳川家康も同じです。
「知っている」という小さな土台があるだけで、授業の内容が入りやすくなります。
歴史漫画だけで中学受験の勉強を完成させる必要はありません。
わが家の歴史漫画の使い方
1.歴史が始まる前
まずは漫画として読む。細かい暗記はさせません。
2.塾でその時代を習う
授業で「あ、これ漫画で読んだ」となれば十分です。
3.分からない部分だけ漫画に戻る
人物関係や出来事の流れが分からなくなったら、その時代の巻をもう一度読みます。
4.テスト前は塾教材で覚える
最終的な暗記や問題演習は、塾のテキスト、一問一答、年表、問題集などで行います。
つまり、
歴史漫画
↓
塾の授業
↓
テキスト
↓
問題演習
↓
分からないところだけ漫画へ戻る
という流れです。
漫画は「暗記教材」というより、「歴史の流れを理解する土台」として使うのがいいと思います。
全20巻は読めない子には「まんが攻略BON!」も
「歴史漫画がいいのは分かったけれど、20冊前後は絶対に読まない」という子もいると思います。
そんな場合は、わが家でも使っていた「中学入試 まんが攻略BON!」シリーズの歴史も選択肢です。
本格的な「日本の歴史」シリーズよりコンパクトで、中学入試に必要なポイントを意識して作られています。
最初から全巻セットにこだわらず、こうした受験用の学習漫画から入るのもありです。
「日本の歴史」の次に「世界の歴史」も面白い
わが家では、「日本の歴史」を読んだあとに角川の「世界の歴史」も読んでいました。
日本史だけを見ていると、「なぜ日本がこう動いたのか」が分かりにくいことがあります。
特に、鉄砲伝来、キリスト教、鎖国、黒船来航、明治維新、第一次世界大戦、第二次世界大戦などは、世界の動きと日本の歴史を一緒に見た方が理解しやすくなります。
歴史漫画が好きな子なら、「日本の歴史」から「世界の歴史」へ広げてみるのもおすすめです。
関連記事:子ども(小5)が読んで面白かった本 TOP5|角川「世界の歴史」も紹介
歴史が始まったら、漫画から「覚える勉強」へ
歴史漫画で大きな流れをつかんだら、次は中学受験に必要な知識を覚えていきます。
わが家では社会で、一問一答、聞き流し、スキマ時間、繰り返しもかなり使っていました。
社会は、一度覚えて終わりではありません。
忘れることを前提に、何度も触れる。
歴史漫画で「どんな話だったか」を理解してから知識を入れると、単純な丸暗記より覚えやすくなることがあります。
社会の成績が伸びないときは、勉強量を増やす前に一度整理
わが家でも、6年生の夏に社会が50点まで落ち込み、
「もっと社会をやらせた方がいいのでは?」
と悩んだ時期がありました。
ただ、塾の先生に相談して言われたのは、
「社会の点数を追いかけすぎなくていい」
「暗記はコツコツ続ける」
「その分、算数に時間をかける」
ということでした。
歴史まんが、一問一答、聞き流し、テスト直しなど、社会が伸び悩んだときにわが家で実際に見直したことを、こちらの記事に詳しくまとめています。
【中学受験】社会50点。わが家が「もっとやらせる」をやめた理由


まとめ|一番おすすめなのは「子どもが読みたくなる歴史漫画」
2026年現在の主要シリーズをまとめると、
- 近現代史までしっかり → 集英社
- 歴史の流れをつかみたい → 角川
- 教科書とのつながり重視 → 小学館
- 受験を意識して知識も深めたい → 講談社
- カラー・映像から入りたい → 学研
という選び方がおすすめです。
ただし、どれを選んでも「この出版社なら成績が上がる」というものではありません。
一番大切なのは、子どもが実際に読むことです。
絵を見て、少し試し読みをして、「これなら読みたい」と思ったシリーズを選んでみてください。
そして歴史が始まる前なら、「覚えなさい」としなくて大丈夫です。
まずは、
「知っている」
「見たことがある」
「漫画で読んだ」
を増やす。
わが家では、その状態を作っておいたことが、その後の歴史学習にも役立ったと感じています。
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